2021年
☆白陵高校 3年 京都大学 教育学部
慶應義塾大学 商学部 ダブル合格
まず、大学入学試験の英語において最も大事な力は単語力と文の構造把握力、及びそれらの上に成り立つ論旨把握力だと思います。 これは、谷先生の授業中でも何度もおっしゃってくださいましたが、非常に大事なことだと思います。 構造把握力をつけるためには、文法力が必要なので中学レベルの文法から高校の文法まできちんと習得することが必要です。 ただ、いくら文法をきちんと習得してもそれを実際の英文に結び付けるのは一筋縄ではいかないところがあります。 文法知識と、その英文への結び付けの方法を体系的に学ぶことが出来たのが「考える英語」でした。 本文の全訳は文の構造把握・論旨把握を練習する格好の教材です。
昨今、文部科学省が英語のコミュニケーション能力や速読力、また資料の読み取り力などを重視しており それを反映したのが今回の共通テストだったと思います。 しかしだからといって従来のきちっと英文を読むことを軽視してよいはずがありません。 丁寧に読むことは本当に英語の学習において基礎中の基礎です。 この部分を多くの受験生が忘れている中、着実に力をつけていけるところが「考える英語」です。
なかには、基礎だけでは国公立の難関大学では通用しないと思う方もいるかもしれません。 しかし、今年の京都大学の英語は全問和訳問題で、 今の世間一般の英語入試に一石を投じるかのような問題でした。 したがって、京都大学は根幹となる英語力をきちんと習得できているかを問うているのだと思います。
「考える英語」では、英文の背景知識や雑学も共に学べました。 これも、構造把握を学べたことと併せて、論旨把握力をつける上で本当に武器になったと思います。 英語に悩んでいる受験生には強く「考える英語」で学ぶことをお勧めいたします。 本当に4年間お世話になりました。