東京大は12日までに、2021年1月に始まる大学入学共通テストの英語で、リスニングの成績を合否判定に活用するとホームページで発表した。これまでの大学入試センター試験の英語では、筆記のみ利用し、リスニングは除外していた。
福田裕穂副学長は同日の記者会見で、共通テストの試行調査(プレテスト)結果を踏まえ、「リスニングも十分に東京大学の基準に合った内容になっている」と説明。ほとんどの東大受験生がセンター試験でリスニングも受けているとし、「受験生の負担は増えない」と強調した。
共通テストの英語はリーディングとリスニングがそれぞれ100点の配点になるが、東大はリーディング140点、リスニング60点に換算して評価する。2次試験のリスニングは従来通り行う。